愛しのAromaticDays ~ by Mermaid moon ~

山形県西村山郡河北町にある癒しのスクールとサロンです。
2017年ひっそりとよもぎ蒸しもはじめました。
日々移ろいスクール情報を更新していきます。

分析表の読み方…ロットってなぁに

おはようございます。
マーメイドムーンの高橋です。

今日は、みはらしの丘クラフトミュージアムに出店しています。
お時間よろしければ来てね~~~♪
さて、本題。
このブログの続きです。

これこれ↓(祝・リブログ→自分でやっちゃった・・。)


国内分析要件は、特殊な使い方をする可能性もあるから必要ってことですね。
逆に言うと、特殊な使い方をしているにも関わらず、公的な第三者機関の国内分析がないものを、自社の規定と分析だけで自画自賛しているような精油を使ってるってどうよ?
ってことです。


今日は、ロット管理って何ぞやってことを説明する会なんですが、
ついでなので、分析表の見方を教えてしまいます。


まず、こちらの写真

ちょっとぼけててごめんなさい。
これ、オレンジ・スィート精油です。
①学名と部位を確認します。
学名って、世界共通の植物名です。(戸籍上の本名みたいなイメージ)
精油名は、商品名ですね。メーカーによっては「オレンジ」のところもあるかも。
ちなみに「Zest」って果皮のことなので、イコールなことが確認できますよね。


さて、こちらは少しみやすいかな?

②産地とLot番号を確認します。
メキシコ産です。
Lotっていうのは、精油はこの10mlだけを製造するわけではないです。
他にも一緒に絞られたオレンジがあるわけで、それは大量に圧搾されるわけです。
この同じ日、同じ時刻に一緒に皮を搾られた精油分を同じ番号で管理するわけです。
この精油10mlはその一部を小分けして詰められた一つなのです。
ちなみにこの小瓶の番号は、「BCSZ110」分析表も同じ番号なことを確認してください。


他、作られた日付、消費期限、酸価、ケン化価、屈折率、比重、旋光(せんこう)度残留農薬の有無
・屈折率、比重、旋光度…本物であることの証明
・残留農薬の有無…安全性の証明


あとの細かい成分名とその比率も、本当に精油を使いこなすうえでは理解が必要なんですよ。
使い方、禁忌や注意事項等の判断に大きく関係してきます。


深いんですよ~、分析表!!!


ちなみに・・・、二枚目の写真の三行目、はっきり写ったので「印」をつけておきました。
厚生労働大臣登録検査機関による分析結果
これが、公的な第三者分析機関で分析してますよってことです。
(実は、私健草医学舎さんに、どこですか?って聞いたことがあります。以前は教えたこともあったそうですが、過去に他の精油メーカーさんがその機関に問合せをかけたり、結果として分析機関に迷惑をかけてしまったそうなんですね。なので、今は非公開ということでした。う~ん。大人の事情ってやつですね。)


客観的に判断することって本当に大事ですよ!!


それぞれの成分も色んな意味があるので、それを知りたい方はぜひナード・アロマテラピー協会のアロマアドバイザーコースの説明会をお申込みくださいね。


ではでは。


明日みはらしの丘クラフトミュージアムに出店します。

こんばんは。
マーメイドムーンの高橋幸枝です。


今日は、山形市の南方へ遠征(^.^)/~~~
『みはらしの丘 クラフトミュージアム』にアロマ友達のご紹介で参加させて頂きます。


【ハンドトリートメント】
 両手あわせて10分 500円


【ワークショップ】各500円
 ①きらきらコロンづくり 限定10個
 ②オサレバスボム 限定20個


【販売】
 スパイスフルーツティーの販売 限定7個


をします。
皆さまお誘いあわせの上、いらしてくださいね~♪♪
お待ちしてます!!


画像をクリックするとのFacebookページに飛びます。


精油の分析表はこういうことで大事だよ…という話②

おはようございます。
マーメイドムーンの高橋幸枝です。


今日も昨日に引き続き、
より健康に役立てる精油の使い方をする場合に精油の分析表がいかに大事か!ということについてお話しをしていきたいと思います。


昨日は、フランス式のいわゆるメディカルアロマが源流にあるナード・アロマテラピー協会の精油の品質を客観的に見極める条件である「分析表」について


①分析場所について、日本国内の公的な第三者機関で分析したもので(国内分析)、
②精油の分析内容と残留農薬がないことの確認がとれるその手元にある小瓶の分析表
が添付されていること(ロット管理)


も大事なことなんだよ。


ということについて書きました。


今日は、①国内分析 の重要性を詳しく書きますね。
今、和精油業界が徐々に脚光を浴びてきていますが、まだまだ、海外からの輸入品が多いのが現実です。


ここでちょっとイメージしてくださいね。


フランスの第三者分析機関Eで、ロットAの一部を持っていき分析をかけてもらい、オーガニックで、このような成分でできていて不自然なものは混入しておらず、Eでの検査指定農薬の残留もありませんでした。


さて、そのロットAは晴れてEの認証を得ます。
残りのロットAを小瓶に分けて、日本の取引先Cにむけて発送しますが、補充機械を操作する、または、精油の入った容器を機械にセットするのは人間かもしれません。


ここで一つのトラブルが考えられます。
①補充ミスです。
 成分的に眠れる精油として有名な、ラベンダー・アングスティフォリアを充填しているつもりが、禁忌や注意事項があるラベンダー・ストエカスを充填しているかもしれません。 


それから、発送後をみてみます。
(発送方法は、空輸もあれば船便もあるでしょう。)


輸送中揺れます。
もしかすると、熱や圧がかかるかもしれませんし、逆に冷えるような環境で運ばれるかもしれません。たまたまトラブルがあって、別の国に到着して、そこから日本に回ってくることになるかもしれません。
色んなことが考えられます。


代表的なのが
②変質


それから、
ちょっと時間をさかのぼってみましょう。
Eの検査を受けている段階です。
実は、③国によって、『検査する農薬の種類や数が異なる』のです。
だから、この場合、フランスでは検査する必要がなくて調べなかった農薬Fが日本での検査で検出されるということが考えられます。




だから、
高濃度使いも含めて想定される精油に関しては『国内分析』が重要なのです。


ですので、
ナード・アロマテラピー協会で使う精油については、「国内分析要件」が重要になってくるのです。


ちなみに、こちらのサイトは、健草医学舎のものですが、
実際に有った事例をあげています。
~輸入元の責任において再確認するのには意味があります~


さて、「メディカル」という用語を使ってアロマテラピーの活動をされてる方に質問です。
あなたのお手元にある精油は、「国内分析要件」満たしてますか?
そして、あなたの先生や上の方は、その精油の希釈濃度の上限を明確に、理由も含めて答えられますか?
より健康に根差したアロマテラピーの活用をしたいと思ったら、必ず基本的な知識が必要です。
それは、危険から身を守ることにも繋がります。


次回は、ロット管理について、分析表の読み方も含めてみてみましょう。


今日もお読みいただきありがとうございました。