愛しのAromaticDays ~ by Mermaid moon ~

山形県西村山郡河北町にある癒しのスクールとサロンです。
2017年ひっそりとよもぎ蒸しもはじめました。
日々移ろいスクール情報を更新していきます。

精油の発火?について

こんにちは。
マーメイドムーンの高橋幸枝(さちえ)です。


今日2度目の投稿です。
昨日10月16日午後、NARD JAPANから、会報誌Vol.130が届きました。


生活習慣病とアロマテラピー~骨粗鬆症(こつそしょうしょう)~がテーマではありますが、それはまた後日。
今回は、インストラクターとセラピストの合格発表、新トレーナーの紹介も掲載ということもあり、アロマフェススタッフや、アロマ繋がりのお友達も数名結果待ちの方がいらしたので、ポストに封筒発見しすぐさま開封しました。


まずは合格された皆さまおめでとうございます。
今回失敗した方も、諦めずに次回挑戦して欲しいと思います。
絶対に努力は無駄にはなりませんから!!


色んな想いを巡らせながら、会報誌を拝見していたのですが、ふと、ページをめくると、『ミルラ精油 発火の注意について』という報告が載っていました。


ミルラとナードジャパン会報誌


これまで、アロマで火事といえば、精油ではなく、植物油脂に含まれるリノール酸の酸化熱でコインランドリーが火災になったなどはお聞きしたことがあったのですが、
なんと、「ミルラ」で、しかも引火ではなく「発火」。


引火は、例えば火元の近くで精油に火がつくなど、火種があって燃え移ることを引火といいます。
発火は、何もせずとも、火が起こることをいいます。


会報誌によれば、ティッシュにミルラ精油を含ませ、枕元に置いたところ発火という報告が協会に寄せられたとのこと。
これまでに耳にしたことも、私自身が経験したこともなかったので、非常に衝撃的でした。
協会の実験によれば、ミルラを5ml(100滴)ティッシュに含ませ重ねて押さえつけると燃えはしないまでも熱がこもったとのこと。
『熱がこもる』ということは一定の条件が揃えば発火する可能性があるようです。


個人的に、ミルラは、ボディートリートメントでは使ったことがない精油です。
私に関していえば、香油や顔用の美容オイルなどのアロマクラフト、ハンドメイドコスメの方が使います。
ミルラの発火点に関しては具体的な温度の情報など、見つけることができませんでした。
これからも調べて参りたいと思います。
似たようなものだと、同じカンラン科のフランキンセンス(抽出部位;樹脂)が着火点32℃前後ということですので、恐らくミルラも樹脂抽出ですから同じく着火点も低い(低温で引火しやすい)ということが考えられるでしょう。
後日思い当たり、化学的な部分から調べた結果ミルラの着火点は111℃ということがわかりました。
詳しくは次のブログで。


でも、100滴も垂らすとなれば、極端な話精油の5ml瓶一本をティッシュに開ける行為になるので、そんな使い方を普通はしませんよね・・・。
どんな状況が発火する状況なのか・・・。
車中置き去りは論外でしょうけど・・・。
いずれにせよ、注意するにこしたことはありません。


ミルラ、フランキンセンスといえば、
両方とも、キリスト誕生に際して東方の三賢人が黄金と共に献上したとされる樹脂です。
キリスト誕生と言えば、クリスマスまであと二か月半。
着火点を考えるとフランキンセンスやミルラは、多量にキャンドルに使うのは避けたほうがいいかもしれませんが、自己判断で。
経験上は大丈夫ですが、こんな報告があるとやはり心配にもなります。


では。
今日も長々とお読みいただきありがとうございます。